さくらVPSでMondo Rescue(その2)

さくらVPSで構築しているサーバーの引っ越しがやっと完了しました。
最初にMondo Rescueでやってみましたが、何度か試しているうちに何とか起動するようにはなりましたが、いろいろエラーが頻発して使い物にならず。次にrsyncでやってみたもののやはり起動しないなどの不具合がありました。
結果的には、両方を併用することで何とかエラーなく移行することができました。それぞれの方法はいろいろなサイトに載っているので、要点だけまとめておきます。

mondoでバックアップファイルを作るときは、出来るだけデーモンをストップしておく。(特にmysqlなど)
ISOでの起動時はvirtioはOFFにする必要あり。関連してvdaは使えないのでsdaに書き換える必要があった。
起動したがいろいろエラーが発生した。少なくとも、IPアドレスとNICの設定は必須。
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules を削除 
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 のIPやデフォルトゲートウェーを移転した先合わせる
その他のエラーはrsyncで元サーバーから必要なディレクトリを上書して対応した。
※コマンドは下記を参照。後ろの方の”/” の部分に上書きしたいディレクトリを指定する。

rsync -rtlzvogpHAX --delete --exclude /backup/ --exclude /dev/ --exclude /proc/ --exclude /sys/ --exclude /var/run/ --exclude /var/lock/ --exclude ifcfg* --exclude ssh_host_* --exclude fstab --block-size=4096 -e ssh / (移転先IP):/

/etc /lib /lib64 /sbin /bin 等を上書きコピーすることでエラーなく起動するようになった。

本来はrsyncでの上書きはいらないはずなのですが、yumが動かなくなったりロケーション設定がおかしくなったりしてうまく動きませんでした。
一応、何とかなったのですが、バックアップとしてのMondo Rescueはちょっとこれでは使えないなぁという印象です。
移転用のツールとしても、全コピーしているはずなのになぜか動かないというようなことが多々あったので、微妙な感じではあります。

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