Laravelのリレーション先のモデルを取得するときは基本的にはwithを使え

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Laravelでリレーション先のモデルを結合して受け取る方法は3種類ありますが、リレーション先のモデルを効率的に取得するために、withメソッドを使用することが推奨されています。
なぜでしょうか?

withメソッドを使ってアクセスする

withメソッドを使用すると、エージャーローディング(Eager Loading)と呼ばれる機能が利用できます。エージャーローディングを使用すると、関連するモデルを事前にロードしておくことで、クエリのパフォーマンスを向上させることができます。

以下は、withメソッドを使用してリレーション先のモデルを取得する例です。

$posts = App\Models\Post::with('comments')->get();

上記の例では、Postモデルに定義されたcommentsというリレーションメソッドを使用して、関連するCommentモデルを取得しています。with('comments')のようにwithメソッドの引数にリレーションメソッド名を指定することで、関連するモデルも同時に取得することができます。

withメソッドを使用することで、データベースへのクエリ回数を削減し、アプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。
一覧画面の実装など、複数のレコードを一度に取得したい場合に適した方法です。

withメソッドを使わない場合

withメソッドを使用しない場合、関連するモデルは遅延ロード(Lazy Loading)されます。つまり、関連するモデルが実際にアクセスされるまでデータベースクエリが発行されません。

遅延ロードは便利な機能ですが、データベースクエリが必要なたびに発行されるため、リレーション先のモデルを取得する際にパフォーマンスの低下が発生する可能性があります。特に、関連するモデルが多数存在する場合や、複数のリレーションが存在する場合には、パフォーマンスの問題が顕著になることがあります。

また、遅延ロードの場合、N+1問題が発生する可能性もあります。これは、親モデルを取得するためのクエリが1回発行され、その後の各関連モデルの取得に対してさらにクエリが発行されるという問題です。N+1問題は、データベースへの不必要な負荷を引き起こし、アプリケーションのパフォーマンスを低下させる可能性があります。

したがって、関連するモデルを効率的に取得する場合は、withメソッドを使用することを推奨します。これにより、事前に関連するモデルをロードしておくことで、データベースクエリの回数を削減し、アプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。

単一レコードしか取得しない場合、必要になったタイミングでクエリーが発行されるので効率的です。

joinを使って結合する場合

joinを使用する場合のデメリットは、結果セットの型が変わってしまうことです。joinを使用すると、リレーション先のモデルがリレーション元のモデルと結合されて1つの結果セットとなります。

結果セットの型が変わることにより、元々のリレーション元のモデルの型が失われてしまいます。これにより、アプリケーションの他の部分でリレーション元のモデルの型を利用する場合に問題が発生する可能性があります。

また、joinを使用すると、データベースクエリが複雑になり、可読性が低下する場合があります。joinを使用するクエリは、複数のテーブルを結合するために条件式を含む必要があります。条件式の作成やクエリの理解に時間がかかる可能性があります。

一方、withメソッドを使用すると、リレーション先のモデルを関連付けられたまま取得することができます。リレーション先のモデルは、元々のリレーション元のモデルのプロパティとしてアクセスできます。これにより、型の変換や可読性の低下といった問題を回避することができます。

joinを使用すると型構造が崩れてしまうというのがかなりのデメリットです。生成されるSQLの実行回数としては、この方法が一番優れています。先にあげた例だと、withを使った場合は2回、joinでは1回で済みます。ケースバイケースですが、SQLを実行するコストは非常に高いため、DB内部で結合して1回の実行で済むjoinを使った方法のほうが、実行時間としては短くなる可能性が高いです。
しかしながら、先にも述べた通りメンテナンスコストを考えると、できるだけ使わないほうが良いと思います。

Eloquentはとても洗練されたライブラリです。Eloquentの機能を使うことで、シンプルかつ高速にデータへのアクセスや開発することができます。

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