クラウドソーシングの会社がクラウドソーシングを理解していない件

最近、Youtube見てるとクラウドワークスのCMが良く流れます。

そのCMがこれ

急な仕事をクラウドワークスに発注すれば3分で解決みたいなことを言ってますが、本当に仕事をなめてるなと思いました。

急ぎの事務作業とか、どんなのを想定しているか知らないけど、だいたいはその会社固有のルールとかがあります。
新入社員に仕事を覚えさせるのだって結構大変なのに、リモートで教えるとかありえないでしょう。
単純に、伝票をPCに入力みたいなものでも、じゃあその書類はどうするんだ?郵送するのか?ってことになります。そんな誰ともわからないやつに送って紛失したらどうするの?
無理ありすぎでしょう?

マーケティングしている人たちは、事務作業とかしたことないんでしょうか?

実際、事務作業系の仕事募集はほとんどないです。そういう軽作業系の案件は詐欺が多いですね。

クラウドソーシングに向いていない仕事

では、クラウドソーシングに向いていない仕事とはどういうものか?
まず、急ぎの仕事は絶対に外部に出すべきではありません。
何らか教える手間とかがあるんだし、余計に手間がかかってしまいますし、何かわからない点があってもリモートだとどうしても、やり取りに時間がかかってしまいます。

また、正直、クラウドソーシングは信用できない人材も多数含まれていることは理解したほうが良いと思います。
いざ期限になっても、全然できていなかったり、めちゃくちゃだったりするというリスクは覚悟しておくべきです。

そのほかとしては、教えるのに手間がかかるもの、独自のルールがあるようなものについては避けたほうが良いでしょう。
1日あれば覚えられて、2か月3か月とか、長期にわたるものであれば、まぁ良いのかもしれませんが、教えるのに1日、作業が3日とかだったら、正直自分でやったほうが早いんじゃないでしょうか?

クラウドソーシングに向いている仕事

では逆に、向いている仕事とは何でしょうか。

これは、前項目の逆ですね。
つまり、ある程度納期に余裕がある仕事ですね。何かあっても最悪、取り返しするための余裕ができますし、期間的に余裕があるので、中間報告などを受け取って、内容が間違っていないか、ちゃんと進められているかを確認しながら進めることができます。

次に、あまり教えるのに手間がかからないもの、もしくは、ある程度丸投げできる内容の仕事が良いと思います。
教える手間というのは、実は自分でやるよりも工数がかかります。せっかく仕事を減らすために金を出してるのに、余計仕事が増えてしまっては本末転倒です。

丸投げできる仕事としては、開発系やデザイン系の実作業が挙げられます。
こういった業種であれば、仕様書や要件定義書があり、仕様さえちゃんと固まっていれば問題はないと思います。
もしくは仕様を固めてもらうところから依頼するのが良いと思います。依頼側は、出来上がった仕様書を確認するだけでいいので楽ですね。まぁ、要件定義書だけはクライアント側が作る必要はありますがね。

まとめ

現在、新型コロナウイルスの影響や働き方改革で、リモートワークをすごく推していますが、現実はそんなに簡単ではありません。
リモートワークが成立するのは、プログラマとかデザイナーとか、かなり限られた業種に限定されると思います。
そのほかの業種では、やり方をかなり工夫しないと難しい面が多いと思います。

ですが、今回の一件でリモートワークのノウハウがたまれば、それを応用してクラウドソーシングによる外部発注も増えてくるのではと思います。

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