大手企業でエンジニアで入ったら負け組な件について

最近、大手企業でのリストラのニュースが続いています。
しかも45歳以上で、一般的には転職しにくい年齢です。
このまえ、富士通で5,000人のリストラを発表しましたが、ほかの大手企業でも多いようです。

一応、現在(2019年春)、景気がいいことになっています。本当にいいのかどうかは意見が分かれるところですが、少なくとも大不況状態でないことはたしかです。
その状態で、リーマンショック時レベルのリストラをしまくっているのですから問題ですね。

で、タイトルの件。
”大手企業でエンジニアで入ったら負け組な件について”
いやいやそんなことないだろ、って思う人もいるかもしれませんが、なぜそう思うのかを述べたいと思います。
因みに、エンジニア限定の話です。

年功序列、終身雇用システムがすでに崩壊している

まぁ、これには同意する人が多いと思います。20年以上前から言われていたと思います。
これは、エンジニアに限らずですね。

にもかかわらず、能力ではなく年功序列の賃金体系で、安定や終身雇用を餌に低賃金で働かせるわけです。
で、45歳になったら首っと。はっきり言って詐欺ですねw

大企業のエンジニアは技術レベルが低い?

元大企業のエンジニアみたいな人と話すことがあるのですが、経験上、総じて技術レベルが低いです。
何言ってるのこの人・・・っていう人が多い。
年功序列、終身雇用に安心して、あまりスキルアップのための勉強してないんじゃないかと思います。

また、大規模組織というのにも原因があります。
まぁ、いろんな社風があるので何とも言えませんが、原因の一つとして、規模が大きくなるほど、分業がが進んでしまうということがあります。
分業は、効率化という面では良いですし、その分野を深堀できるため知識面でも有利です。
ですが、会社の規模が大きいほど、その分野の仕事だけで回ってしまうため、他の分野のことを全く知らないということになりがちです。
分野が、研究職レベルの高レベルのもの(例えば人工知能とか機械学習とかビッグデータ解析とか)みたいな汎用的で簡単に習得できないものであればよいですが、大抵は1年もやればだれでもできるような内容だったりします。だったら、別に高給取りの年配よりも、安上がりな若いやつにやらせればいいよね?ということになってしまうのです。

勉強しろ

また、技術力が低いと感じたら、自分の時間を削ってでも勉強すべきです。
ITエンジニアであれば、別の言語を勉強してみるとか、自分で何かしらWEBサイトやスマホアプリを作ってみるとか・・・ですね。
具体的に、何かしら作るほうが良いと思います。副業がダメという場合もありますので、無料のゲームとかフリーソフトとか作ってみるのがいいかもしれません。

残業残業でそんな時間はない・・・というひとは・・・もうあきらめるほかないでしょう。

大企業は10年で転職しろ

出世コースでないと感じたら。というか、エンジニアは出世できません。この場合、出世とは経営職に近づくことだと思いますが、エンジニアで会社経営の知識は全くつきません。
エンジニアで出世する人は、まぁたぶんエンジニアで成功しなかった人か、よほど世渡りがうまい人だと思います(笑)

エンジニアとしてキャリアアップをしたいのであれば、ゆっくり、年単位の時間をかけて転職しましょう。
どうせ年功序列や終身雇用なんてものはないんです。大企業にいたという肩書を使って、自分はすごいと勘違いさせて新天地を見つけるべきです。
そういうのを、最近は「錯覚資産」っていうらしいです。
ですが、いい会社は、そういう錯覚に騙されず、本人のスキルをちゃーんとみてますけどね。
だからこそ、錯覚資産ではなく、本物の資産として、勉強は欠かせないものだと思います。

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